よし、誰も見てないだろうし、見てても私がパッと読みたいからという軽率な理由で黒心神授書く!
ついでにプレステージも書きたい気分だから、黒心神授←プレステミラお兄さんのお話にするぞ!
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今日はAPEXゲームのメンテナンス日。つまりは全レジェンドが休みってことだ。まぁ、休みとは言っても、あるレジェンドはボランティア活動に出掛けてたり、あるレジェンドは自分の研究に勤しんでたりして、本当に休んでる奴はごく少数なのかもしれないけどな。
でも、俺は折角の休日を有意義に過ごしたい。だからこうして、片想いしてる奴の部屋の前にいるわけだ。
別に俺の愛がたっぷり詰まった告白を聞かせにきたんじゃない。彼奴には怖い怖い“死神”が憑いてるからな。そんなことしたら命が幾らあっても足りない。
じゃあ何をしに来たって?簡単に言えば、「俺と遊ばねぇか?」って誘いに来た。勿論、いかがわしい意味じゃない。ただ俺の我が儘に付き合って欲しいだけだ。
インターホンを押して、部屋の主が応答するのを待つ。前約束はしていないから、いない可能性だってある。それこそ、死神に愛を叩き込まれてる最中なのかも知れない。それはそれでそそるけど、できればまたの機会に遭遇したい。それに、何故か「今はそんなことしてないはず」という確信が俺の中にあった。
ガチャリ、と扉の開く音がする。細い隙間から、待望の声が聞こえた。
「何か用かね、プレステージ」
ほら、俺の予感は的中した。俺にとっては可愛い可愛い神様、神授の権利のお出ましだ。俺がこいつを神様と慕うのは、昔、あるマッチで奇跡的に助けられてチャンピオンに導かれたからだけど、そんなこと今はどうだっていい。
今起きたところなのだろうか。よく目を凝らせば、神様は白い無地のシャツ一枚だけを羽織っていた。控えめにいって、とってもセクシーな姿に息を呑む。さらに凝視すれば、身体の彼方此方に赤い印が施されていた。
(あぁ、昨日は大層お熱だったのか)
内心で死神に唾を吐く。どうしようもない嫉妬。もしも俺が彼奴だったら、此奴の奥の奥まで愛せたのだろうか―なんて、不毛な妄想を繰り広げようとしたところで、訝しげに様子を覗う神様がいたもんだから、現実に戻って用件を話した。
「いや…お前さえよければ、一緒に出掛けないかと思って」
唐突の誘いに、一瞬固まる。そりゃそうだ。彼にだって休日のプランはあったはず。それなのに、急に他人に誘われても困るだけだろう。
暫く困惑する彼を楽しんでいると、「別に構わないが、少々準備をさせてほしい」と承諾の返事が飛んでくる。
「え!?いいのか!?」
驚く俺を、彼はまた不思議そうに見る。見るとは言っても、彼奴は目隠しをしているから、実際に目で見ている訳じゃない。でも、神様は目がなくても世界が見えてるらしい。俺の神様、凄いだろ?
「あぁ、だから待っていてくれ」
彼はそう言って、扉を閉めた。
あの裏で死神に許可を取ってるんだろうか。なんせ、俺のピュアな恋心を死神は知っている。だから、死神は俺から神様を遠ざけてる。現に、俺が自分の感情に気がついたときから、彼奴は運営に頼み込んで、神様と同じ部隊に組ませないようにしてるらしい。どうしたらそんなことが出来るんだろうな。もしかして、運営に■■■■■■■■■■■―なんて、ネガティブな想像を頭に巡らせ、時間を潰した。
どれだけの時間が経ったのかは分からない。体感的には五分くらいだと思うが、ちゃんとした格好で神様は現れた。
グレーの薄手なトレンチコートの中に、白と水色が基調の花柄のシャツ、そして黒のズボン。首元には十字架のモチーフが施された、アンティークなループタイがかかっていた。
「おぉ…」
思わず感嘆の吐息が漏れる。戦闘服の彼はもう飽きるほど―実際は飽きてないけど―見かけているが、オフの姿は初めて見た。柄シャツとか持ってるんだ、神様。意外。
「変か?」
キョトンとした声色で呟く神様に、「いいや、全然!むしろ、すっごく似合ってる」と声を大きくして伝える。おかしいから見てたんじゃない。むしろ逆だ。
「そうか。ファッションにはあまり興味がなくてね。ファンに貰ったものを適当に組み合わせてみただけなのだが」
淡々と語る彼に、俺は目を丸くする。
嘘!?適当!?適当でそんなオシャレなコーデが出来るのかよ。天才か!?
内心で彼を褒め称えながら、俺は神様の手を取る。まるで二人完璧なコーデを決めて、これからデートに行くカップルのような気分に一時的に浸る。が、俺達はただの友達。その現実がすぐに押し寄せてきて、世知辛さを知った。
―もし、もしもの話、今ここで彼の部屋に押しかけて一線越えたら、または、そういう大人な関係を彼と結べたら、神様は俺の気持ちに気づいてくれるだろうか。
いいや、そんなことしたら死神が俺のことを狩りにやってくる。止めだ、止め。
「じゃあ、行こうか。My God」
正気に戻った俺は、邪な気持ちを笑顔に隠し、彼を外に連れ出した。
―しかし、プレステージは知らなかった。
神授の権利は、とうの昔に彼の気持ちを知っていて。
そして、ある一定の範囲ではあれど、彼を許容していることを。
2000字超えたので、ここら辺で一旦終わりますねー。
思ったよりも長々だらだら書いててビックリしました(こなみかん)
お付き合いして頂き、ありがとうございましたm(__)m
では、失礼します