1時間で1200くらいか……
お、ありがとうございます
自分でうってると全然気付かない……
1時になったし、キリも良いのでこの辺で今日はおしまいにしようかな。
(本当はもう少し行きたかった)
誰か見てると思うとめっちゃ進みますね。
毎日やりたいくらい笑
こんな遅くまでお付き合いありがとうございました。
続きはまた今度。一応配信用の小説ということで、このまま進めないで次の配信で書いていこうと思います。
それでは、おやすみなさい!
ありがとうございました♡
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「ぜってェ嘘だって!」
「やっぱそう思うよな!」
マゴのいつものテラス席を陣取った俺と億泰は、昼間に起こった「とある事件」について話していた。
隣のクラスの女子生徒が昼休み中に突然倒れて頭を打ち、救急車で運ばれた。教師たちが慌ただしく教室を出入りし、担架に乗せられた女子生徒が運ばれていくのを野次馬の中に交じって見ていた。体調不良だったのか、何かの病気だったのか。そんな風に考えていたが、どうやらそうではないらしい。ぐすぐすと泣きじゃくっていた他の女子生徒が担任に向かって何かを必死に説明していた。
「本当なんです!昨日テレビでやってたのを真似したら、急に立ち上がって……そのまま倒れちゃったんです……」
素知らぬふりをして聞き耳を立てる。彼女曰く、昨日の深夜番組で特集していた催眠術を実際にやってみたらしい。方法はいたってシンプルだ。向かい合って見つめあう。呼吸を合わせる。それから催眠術をかけられる方が目を閉じて、深呼吸を繰り返す。かける方はそれに合わせて暗示をかける。
「だって、本当にかかるなんて思わないじゃないですか」
彼女はずっと泣いていたが、始業のチャイムが鳴ると養護教諭に連れられて保健室かどこかへ行ってしまい、野次馬の俺たちはそれ以上の情報を得る術を失って、渋々教室に戻ることにした。
「だって要するに深呼吸して指示するだけで暗示にかかっちまうってことだろォ?ありえねー」
「でもよォ、頭からぶっ倒れるって相当だぜ?演技でそこまでできるか?」
ずず、と吸い込む音がする。グラスの中は完全に空になってしまった。
「億泰、お前だったらかかりそうじゃねェ?」
「俺ェ!?確かに俺は単純だけどよォ……」
渋るような口ぶりだったけれど、興味はあるのか億泰が居住まいを正す。
男子学生が二人。決して人通りの少なくない通りの、テラス席で見つめあう。それは確かに異様な光景だったのかもしれない。
「君ら、こんな人前で愛でも語り合ってるのか」
なかなか合わない呼吸をどうにか合わせようと躍起になっていたところに後ろから突然声を掛けられて、誇張無しに椅子から飛び上がった。
「よォ、露伴センセ」
億泰からはずっと見えていたらしい。特に驚く様子もなく手をひらひらと振った。
「お、オメー……もうちょっと声のかけ方ってモンがあるだろ!何でそんな気配殺して近づいてくるんだよッ!」
「ハァ?君が億泰を見つめるのに夢中になってぼけっとしていただけだろう。今日は康一くんもいないみたいだし、普段なら声なんかかけたくもないところなんだが、随分と熱心に見つめあっているようだったから」
いつも話しかけると不機嫌そうな顔をする露伴が、いやにニヤニヤしている。これはもしかしなくても何か勘違いをしている気がする。
「センセもココ、どうっスか~?」
億泰は気付いていないのか、はたまた全く気にしていないのか呑気に相席のお誘いをしている。
「いや、遠慮しておくよ。君らの邪魔をしたら悪いからな」
それじゃあ、などと立ち去ろうとするものだから、慌てて露伴の腕を引く。トレーに乗せられたコーヒーが大きく波打って、危うく零れるところだった。
「あ……っぶないなァ。右手にかかったらどう責任取るつもりなんだよ」
「だってどう考えても勘違いしてるヤツ、そのまま帰せねーよ」
もし仮にかかっても治せるし……とは言わない。そういう問題じゃあない、と言われるのが目に見えている。
「せっかくだしよォ、先生もやってみねー?催眠術」
「催眠術?」
「そ。今日学校で変なことがあってよォ」
『変なこと』という言葉に露伴がぴくりと反応する。離せ、と言わんばかりにギロッと睨まれて手を緩めると、空いていた椅子を引いて腰掛けた。
「その『変なこと』とやらを聞かせてもらおうか」
口調は変わらず不遜なのに、目は爛々としている。そういえば、この人は好奇心の塊だった。