配信初挑戦です^^
片平浩平(16)
主人公。黒髪のごく普通の高校生
片平凪(16)
主人公の父親の再婚相手の連れ子。
再婚に関してはあまりよく思っていない
飯島海斗(16)
浩平の幼馴染。同い年だが、兄のようにずっと浩平を甘やかしてきた。
0.プロローグ
 今日、おふくろの再婚相手と初めて顔を合わせることになっている。おふくろは知らない、俺が実はデートの時に尾行して相手を事前に見ていることを。
(おふくろも、我慢してきたんだろうな。だぶん俺が高校生になるまで待ってたんだ)
 死んだ親父を忘れて、再婚されるのはつらい。だが、おふくろのことを思うとそれを止めることはできない。俺は新しい高校の制服に身を包み、おふくろと一緒にホテルへと入っていった。
 ロビーでちょっとトイレに行ってくるから、とおふくろが離れる。
「どこで顔合わせするつもりだろ」
 ぽすっとロビーの椅子に座ると、前に座る男に目が行く。
 男といってもまだ少年の部類で、さらりとした短い黒髪に、憂いを帯びた艶やかな瞳。膝の上に肘を載せ、顎の下で組んでいる指は白く苦労したことのなさそうな程細い。
(女の指みたいだな)
 何かに疲れているのか、はぁと何度もため息を吐いている。
(泣いたんだな、目元が赤い)
 親と喧嘩でもしたのだろうか。薄い唇は干からびて皺になっていた。
(ま、関係ないし。それより、どこにいるんだよ)
 足を組み、腕組をしながら周りを見渡す。するとおふくろと、その横に少し枯れた感じのする、人の好さそうな男がこちらに向かって歩いてきていた。
(やつだ、片平俊平……あんなやつ、どこがいいんだか)
 明らかに親父の方がイケメンだ。というより、親父はムキムキの体育会系だった。あんな線の細いモヤシじゃない。
(……笑顔、笑顔、だ。練習したろ?)
 そう自分に言い聞かせて苦いものをぐっと飲み込んだ。
「お父さん!!」
 目の前に座っていた少年がぐっと何かを堪えるような表情で立ち上がる。
 白い肌が興奮しているのか赤く染まっていく。憂えを帯びた瞳は何か強い意志を持ったかのようにキラキラしている。
(……なんだ、この気持ち)
 素直に、綺麗だと思ってしまった。
「浩平、いやぁトイレに行ったら丁度令子さんが女性トイレから出てきてねぇ」
「あ、浩平君ね。はじめまして、令子です」
「あ……」
 浩平と呼ばれた少年はあっと一瞬立ち止まったが、ぐっと顔を上げてどうみても不自然な笑顔を顔にありつける。
「片平浩平です。はじめまして……お義母さん」
(あ、やべ)
 強い覚悟を込めたその言い方に、俺の何かが弾け飛んだ。
プロローグです、
次からは浩平目線で書いていきます^^
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BL原稿進めるぞ
初公開日: 2019年10月16日
最終更新日: 2019年10月16日
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オメガバース、兄弟のBL原稿です