ネオッッッアトランッッッ!!!
はい、のっけから思わずガーゴイルになってしまいました。
それもそのはず、常に余人の予想の斜め上をカッ飛んでいく我らがサンサン劇場、今回はなんとかの名作「ふしぎの海のナディア」をスクリーンで上映という暴挙に出ました。もはやこの映画館を止められるものはいない。
わたくしもはや度肝を抜かれすぎて抜かれる度肝がないんですけど。
しかも劇場版ではなくTVシリーズのベストセレクトというあたりが完全に”理解”(ワカ)ってる。実に”理解”(ワカ)ってる。
しかもそのチョイスが、前半は1話、8話、16話、21話、22話、後半は35話、36話、37話、38話、39話というもう完全に経絡秘孔を突いてくる感じです。うわらば!!
さて感想なんですが1話始まって主題歌「ブルーウォーター」がかかった瞬間に目から電子熱戦砲が出るかと思いましたわ。懐かしすぎる……。
1話でのつかみ、8話でのカトリーヌことグラタンの活躍に湧き、バベルの光の破壊力に戦慄。
そして一部に絶大な人気を誇り脇転び症候群罹患者を生み出した看護婦のイコリーナさんを久々に拝み、万能戦艦ノーチラス号とネモ船長の勇姿に震える。
いやーまさか令和のこの時代にこの作品をスクリーンで見ることができようとは……。
そして、あえて「あの」15話を外すことであのときの衝撃が蘇ってくる16話の前回のあらすじよ……。
続く21話、22話あたりからなんかだんだんやってることがエヴァもしくはトップをねらえになっていくのが笑えます。
今あらためてこの作品を見ると、この作品がトップをねらえで培われたもので作られているか、そしてこの作品で培われたものがエヴァが作られているかがわかりますね。つーかバリアーの音が完全にATフィールドだしなあ。あとガーゴイルが完全に冬月副司令にしか見えない。この素地があればシン・エヴァでひとりでヴィレを相手取ることができようというもの。
しかしこの21話22話、今見てもクオリティがすごいですね。改めて考えるとこれをTVでやってたとはすごすぎる。クオリティ自体はもうこの時点でTV版エヴァレベルになってるんじゃなかろうか。
でもスーパーキャッチ作戦ででかい磁石に「S」「N」って書いてあるのが笑える。
そして物語の大きな転換点となる22話のエレクトラさんの愛憎よ。
いやー5話連続で見るとやはりほかの回も見たくなってきます。あ、島編は別に……。
そしてそこからラストへ一直線の後半戦。
もうこの辺になってくるとクオリティが完全に劇場アニメレベルになってますよね。セルアニメ全盛期のロストテクノロジーの結晶と言えるでしょう。
というかもうこのあたり、「清く正しいおとこのこの好きなもの全部詰め」って感じで、見てる間にだんだん脳内が小学生になっていきます。この令和の世に「パリンと割れるバリアー」を見ることになろうとは……。
N-ノーチラス号の勇姿もさることながら、22話での「バリアーか!?」「そのとおりだ」の意趣返しがステキ過ぎる。こういうのたまらん。
庵野作品といえばあちこちに見られるほかの作品のネタが楽しいんですが、ナディアは特にエクセリヲンやエルトリウムをはじめとするトップをねらえと関連するネタが多くて、知ってるとニヤニヤできます。
最終話付近になってくるともうクオリティはもちろんのこと演出手法なんかもエヴァっぽくなっていっているのがわかりますね。
本作を踏まえて次に控えているシン・エヴァを見ると、また色々発見がありそうです。
いやーしかし何度も言いますが、令和のこの世にこの作品をスクリーンで見る機会が訪れようとは思いませんでした。ほんとにどれだけ予想外の上映スケジュールを出してくれるのかサンサン劇場は。
この分だと12月にはなにが控えているかわかったものじゃないので用心せねば……。